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劇団わらび座と新宿区がミュージカル『アトム』を共同制作

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 故・手塚治虫さんの名作を原案にしたミュージカル『アトム』(6月19日〜27日 東京・新宿文化センター)の制作発表会見が23日、都内の同所で行われた。以前、手塚さんの『火の鳥 鳳凰編』をミュージカル化した劇団わらび座と新宿区の共同制作。アトムが旧型モデルとなった時代を舞台に、アトムの電子頭脳だけが残された新たな“ヒト型ロボット”の主人公トキオ(良知真次)を中心に、人間らしさ、思いやり、仲間との友情を描く。

ミュージカル『アトム』制作発表会見の模様 (後列左より)劇団わらび座代表、椿千代、良知真次、五十嵐可絵、松谷孝征 (前列左より)甲斐正人、横内謙介、中山弘子新宿区区長、ラッキイ池田 (C)ORICON DD inc. 

ミュージカル『アトム』制作発表会見の模様 (後列左より)劇団わらび座代表、椿千代、良知真次、五十嵐可絵、松谷孝征 (前列左より)甲斐正人、横内謙介、中山弘子新宿区区長、ラッキイ池田 (C)ORICON DD inc. 

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 新宿のほか、今年4月から2年間かけて全国でおよそ300ステージを展開。異文化の衝突や自然破壊が顕著に表れている昨今、生命の尊さを作品を通じて訴え続けていた手塚さんの「人間らしさ」「家族愛」などをテーマに構成する。脚本と演出にはフジテレビ系ドラマ『ダンドリ』(2006年)の脚本を担当した横内謙介氏、音楽は甲斐正人氏が務める。劇中でいわゆる“鉄腕アトム”は「抜け殻だけ登場する」(横内氏)といい、これまで原作以外で展開された内容とは一線を引き、現代社会に合致した内容で展開していくという。

 振付を担当するラッキィ池田から「ロボットの持つ感情をどう表現するか、葛藤しながら振付した。極論、踊りは演者の芝居力を引き出したいので、はっきり言ってなしでもいい」と力説されると、良知は「形からではなく、気持ちが大切になってくる」。今後実施される踊りのレッスンについては「“妄想”が大事になってくると思います」と話し、劇団四季退団後、これがミュージカル初出演作となる五十嵐可絵(マリア役)も「振付のない踊りは、正直踊ったことがないので興味津々。マリアらしく踊れることを妄想します」。そのほか、会見にはわらび座のヒロイン役を数多く務めている椿千代も出席した。

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  • ミュージカル『アトム』制作発表会見の模様 (後列左より)劇団わらび座代表、椿千代、良知真次、五十嵐可絵、松谷孝征 (前列左より)甲斐正人、横内謙介、中山弘子新宿区区長、ラッキイ池田 (C)ORICON DD inc. 
  • ミュージカル『アトム』制作発表会見に出席した、主人公のトキオ役良知真次 (C)ORICON DD inc. 
  • ミュージカル『アトム』制作発表会見に出席した、振り付け担当のラッキィ池田 (C)ORICON DD inc. 
  • ミュージカル『アトム』制作発表会見に出席した五十嵐可絵 (C)ORICON DD inc. 
  • ミュージカル『アトム』制作発表会見に出席した椿千代 (C)ORICON DD inc. 

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